気ままに歩いて候。

あせらず、くさらず、歩いていきましょう。 2007年5月の連休から始めた区切り打ちの四国歩き遍路の思い出を綴った記事を中心に掲載しています。

四国遍路との出会いについて

 今日は、僕が四国遍路というものに出会うきっかけのようなことについて書いていこうかなと思います。

 「お遍路さん」という人達のことをはじめて知ったのは、たぶん10代のころだったと思います。当時、ドラマなどでとりあげられたりしていて、その頃の僕は「ああ、こういう人達もいるんだな・・・。」と なにげない思いで見ていました。ただ、その異様ないでたち・・・。全身白装束で菅笠をかぶり、杖をついて鈴を鳴らしながら歩いているという・・・。お遍路さんについての知識がまるでなかった僕にとって、その姿は妙に心に焼き付いてしましました。その後、僕の両親が仏事のことは詳しかったので、「こういう人達なんだよ」ということを教えてもらい、四国遍路というのもがどういうものなのかということを漠然とではありましたが、初めて知ることとなりました。

 20代の何時頃だったでしょうか。もう亡くなってしまっていた母方の祖父が、若い頃に四国遍路をしていたということを母親から聞かされました。祖父の思い出は、僕が子供の頃のものしかないのですが、大変信心深い方だったということを記憶しています。祖父の影響もあったのでしょう、母も若い頃から信仰心が厚く、毎日欠かさず般若心経を唱えていましたし、今もその習慣は変わりません。子供の頃から、そういう親の姿を見てきたせいもあり、僕の心の中にも知らず知らずのうちに信仰心のようなものが根ざしていったように思います。今にして思えば、その信仰心のようなものに、今までの人生の時間をずっと助けられてきたように思うのです。
 30代になった頃でしたか。その母が四国遍路をはじめました。バスツアーを利用してのものでしたが、四国から帰ってきた母は生き生きとしていて、その度ごとに行った霊場の様子や体験したことなどを語ってくれました。祖父の足跡を追うという思いもあったようです。「お大師さんとの二人同行やけど、おじいさんも一緒に廻ってくれていると思うから、三人同行やな。」ということを よく言ってました。
 
 そういう母の話を聞いているうちに、四国遍路の世界というものに少しずつ興味が沸いてはいたのですが、実際に自分がやってみようという考えは、その時はありませんでした。もともと歩いて旅をすることは好きでしたし、若い頃は度々やっていましたので、ただ普通に旅行するのであれば「やってみるかな」と気軽に行くということもあったでしょう。ただ四国遍路というものは旅行というような性質のものとは一線を画するものがあります。巡礼の旅であり、修行の要素も多分に含まれている。そうしたものに対して、当時の僕は「ちょっと自分には敷居が高いものなんじゃないか・・・。」という思いがあったのです。遍路の世界というものには興味があるし、どういう世界かみてみたいという気持ちはありましたが、とても神聖な世界だというイメージがありましたし、自分のようなものが足を踏み込んでもいいのかなと思っていました。

 その僕が今年になって、突然といえば突然なのですが、ふと「四国で歩き遍路をやってみようかな」という気持ちになったのです。続きを読む

ご挨拶 (ブログはじめました。)

 はじめまして、遅ればせながら ようやくブログというものの面白さに目覚めて 自分もやってみようかなと思い、まだまだわからないこともありますけども とりあえず始めてみようと思います。よろしくおねがいします。

 僕のニックネームの「六根清浄」というのは、御存知の方も沢山いらっしゃると思いますが、修験道の方が山で修行をされるときに繰り返し唱えられる言葉です。人間が外界のいろいろな物事を認識するための六つの器官(眼・耳・鼻・舌・身体・思考)を六根といい、六根を通じて、人は様々なことを感じます。いいこともあるでしょうが、大半はイヤなことが多いでしょう。そのために心が傷ついて汚れてしまいます。イライラしたり、自分勝手になったり、くだらない欲望をもってしまったりします。そういう心の迷いを断ち切りたい、心を浄化したいという思いをこめて 昔から山で修行をする人たちが唱えてこられた言葉だそうです。また六根とは人間の根幹を指す言葉ともいわれていて、その根幹を清らかにするという意味もあるそうです。

 偉そうに長々と説明してますが、僕もこの言葉の意味を知ったのは、つい何年か前のことです。意味をしってからというもの、しんどい時やつらい時には頭の中にこの言葉が浮かぶようになってきました。未熟な部分の多い自分には、この言葉がなによりの助けになっています。そんな訳で、ニックネームで使わせてもらってます。ええ気分で文章考えたいなっていうのもあるんで・・・。
 

 僕は歩くことが好きです。(へんなヤツと思われるかもしれへんけど。)
とくに、知らない場所を時間を忘れてブラブラするのは最高です。若いときは たまに一人で旅行にいって、歩き旅をしていました。30代になってからは なかなか時間の融通がきかなくなってきたので、近場ばかり選んで適当に歩き回ってましたが・・・。でも最近になって、「また全然知らないところに行って時間を忘れて歩いてみたい」という思いが強くなってきました。
 そうした気持ちが ひとつのきっかけとなって、今年の5月の連休から区切り打ちで四国遍路をはじめました。もちろん、他にもいろいろ思うことがあってはじめたのですが・・・。今では四国遍路の世界は僕にとっては心のよりどころになっています。まだまだはじめたばかりですので、これから先はいろいろあるでしょうが、今までの旅で出会ったこと経験したことは、本当に心に残るようなことばかりで、自分に足りなかった大切なことを教えてくれました。ブログでは こうした四国遍路のことや、地元京都を歩いてみて あらためて感じたことなどを中心にかいていこうかなと思ってます。
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六根清浄

1969年4月20日生まれ

京都市在住
2007年5月から始めた区切り打ち四国歩き遍路も4年目をもちましてようやく結願いたしました。支えてくださった皆様に感謝です。2巡目の構想も視野に入れながら、さらに日本の各地を「歩き旅」で訪れてみたいと考えています。自称『歩き中毒患者』(笑)


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